HOME > 婦人科 - 婦人科がん検診

婦人科がん検診について

婦人科領域で扱う悪性腫瘍は、子宮頸がん、子宮体がん、および卵巣がんの三つがあります。どのがんも早期発見が大切です。症状を感じられていなくても、思わぬ異常が認められることがありますので、定期的な婦人科がん検診をお勧めいたします。

<子宮頸がん>
子宮下部の子宮頸部と呼ばれる部分から発生します。
早期に発見すれば比較的治療しやすく、良い経過をたどりやすいがんです。
ですが初期にはほとんど症状が無いため、定期的な検査を行わず、がんが進んでしまうと治療が難しいことから、早期発見が極めて重要と言えます。詳しくはこちら
<子宮体がん>

子宮内膜から発生するがんです。
子宮体がんの症状で、いちばん多い自覚症状は不正出血です。

子宮頸がんに比べ、子宮体がんになる年代は比較的高齢の方が多く、閉経後あるいは更年期での不正出血があるときには、特に要注意です。
また、不妊症、出産経験の無い方、肥満、糖尿病、高血圧の人に多い傾向にあります。
最近、子宮頸がんは比較的若い年齢層にも見られます。
<卵巣がん>
卵巣がんの初期は、ほとんど自覚症状がありません。
下腹部にしこりを触れる、圧迫感がある、膀胱(ぼうこう)が圧迫されて尿が近くなるなどの症状があって受診することが多いのですが、このようなときは既にがんが進行していることも少なくありません。
早期発見の有効な方法はまだありませんが、腹部に違和感を覚えた場合には、早めに婦人科を受診することが何より大切です。